歯並びが悪いと第一印象で損をする?口元の見た目を改善する方法とは

人は、第一印象で直感的に相手の印象を決めるといいます。良い歯並びは相手に清潔な印象を与える一方で、歯並びが悪いと相手に良い印象を与えにくいといわれており、一度与えてしまった悪い印象を覆すためには、時間がかかります。
また、歯並びの悪さは、見た目の印象に影響を与えるだけでなく、健康面にもさまざまなリスクをもたらす可能性がある点にも注意しなければなりません。
そこで今回は、歯並びが第一印象に与える影響や、歯並びが悪いことで生じるデメリット、歯並びを整える治療法について解説します。
歯並びが悪いと第一印象でどう思われる?
歯並びだけで、人間性が評価されるわけではありません。しかし、人は初めて会う人に対し、目で得た情報を軸に判断する傾向が強いため、第一印象は非常に大きな影響力を持ちます。それでは、歯並びが悪いとどのような印象を与えるのでしょうか。
第一印象は見た目が大切?
第一印象とは、初対面の人に抱く直感的なイメージのことです。とくに初めて会うときは、相手の中身がよく分からない状態であることから、本能的に見た目から多くの情報を得ようとします。相手が自分にとって敵か味方かを判断するためには、視覚で得られる情報に頼らざるを得ないためです。
会話を重ねるうちに、本質的な内面が伝わっていくものの、初めて顔を合わせる際には、外見的な要素が相手に与える印象に大きく影響するといえます。
72.6%が歯並びは第一印象を左右すると回答
日本臨床矯正歯科医会が男女1,000人を対象に実施した歯並びに関する調査では、興味深い結果が示されています。この調査では「歯並びで第一印象が左右されると思う」といった問いに、72.6%もの人が「あてはまる」、「ややあてはまる」と回答しているのです。「あてはまらない」「ややあてはまらない」と回答したのはわずか10.2%に留まっています。
この結果からも、見た目の中でもとくに目が行きやすい口元、さらには歯並びが第一印象に影響すると感じる人が多いことがうかがえます。
参照元:公益社団法人日本臨床矯正歯科医会『市民1000人に聞く「矯正歯科?」』
歯並びが悪い人の第一印象は?
ここまで、歯並びは第一印象に大きな影響を与えることが分かりました。歯並びが悪いと、相手に良い印象を与えない場合もあるでしょう。歯並びが悪い人に対して抱きやすい印象は、次のとおりです。
ぼんやりとして見える
歯並びが悪いと、口元が前に突出し、口を閉じられない場合があります。常にお口をぽかんと開いているような状態は、緊張感がなく、見る人によってはぼんやりとした印象を受ける場合があります。
また、お口を閉じない状態では、表情筋が弛緩するため、どこか力が抜けたような、覇気のない印象につながると考えられます。
清潔感に欠ける
歯並びが悪いとブラッシングがしにくく、歯が重なっている部分などに汚れが付着しやすいため、清潔感に欠け、自己管理ができていないような印象を与えることがあります。
口呼吸が続くと、口の中が乾燥しやすくなり、前歯が汚れやすくなります。また、唾液の分泌が少なくなることから、唾液の自浄作用が働かず、口臭がきつくなりやすい点も影響しているのかもしれません。
だらしない印象を与える
口をぽかんと開けていたり、歯が汚れていたりすると「自己管理ができない」「だらしない」人という印象を与えてしまう可能性があります。
白くきれいな歯が清潔な印象を与えることとは反対に、口腔ケアの意識が低く、ルーズな印象につながってしまうでしょう。
歯並びが悪いと生じる印象以外のデメリット

歯並びの状態が第一印象に影響する場合があるとお伝えしましたが、歯並びが悪い状態を放置しておくと、見た目の問題だけでなく、さまざまな面でデメリットを招きます。
ここでは、歯並びが悪いことで生じる主なデメリットを5つご紹介します。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
歯並びが悪く、歯と歯が重なっているような場合、手前の歯が邪魔となり、歯ブラシが届かない部分が出てきます。ブラッシングがしにくいと、食べかすが残ってプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
虫歯や歯周病が進行すると、歯を失う原因となるため、歯並びの悪さが歯の寿命を縮める原因の一つとなることがあります。
発音が不明瞭になりやすい
歯並びの悪さは発音にも影響します。歯と歯の間に隙間があるすきっ歯や、前歯が閉じられないオープンバイトの状態では、歯の隙間から空気が漏れてしまうため、発音がしにくい音が生じる場合があります。とくに「サ行」や「タ行」の発音が難しくなるといわれています。
また、上の前歯が前方に突出した出っ歯の場合、唇を閉じて発音する『マ行』『パ行』『バ行』の音が不明瞭になることがあります。そのほかにも、歯がデコボコしている状態では、舌を動かせるスペースが狭いために舌をスムーズに動かせず、舌先を正しい位置に置きにくい場合があります。そのため、言葉が聞き取りにくくなり、滑舌が悪いような印象を与えてしまうでしょう。
口呼吸になりやすい
歯並びが悪いと口を閉じにくくなるため、口呼吸になりやすいです。口呼吸は、常にお口を開けている状態となり、お口の中が乾燥します。唾液には、お口の中の汚れや細菌を洗い流す作用がありますが、口呼吸では常に口に空気が入り込むことから唾液が乾き、自浄作用が十分に発揮されません。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、口臭もきつくなりやすくなります。
顎関節症や歯の寿命の低下を招くケースがある
歯並びが悪いと、バランス良く食事を噛むことが難しくなります。噛みやすいほうの歯ばかりを使っていると、特定の歯や筋肉に過剰な負担がかかります。片側の顎ばかりを使っていると、お口周りの筋肉のバランスが乱れ、顎関節症を招きかねません。また、特定の歯に負担がかかり続けると、歯がすり減ったり、割れたりして歯の寿命を縮めてしまうこともあります。
自分に自信を持ちにくい
歯並びが悪いと、口が閉じにくいことから、口元が突出しているように見える場合があります。また、できるだけ歯が見えないよう、口元を隠す癖や口を開けて笑わない癖がついてしまう方もいるでしょう。
歯並びから、自分の見た目にコンプレックスを抱くケースは少なくありません。自己肯定感が下がると、対人コミュニケーションにも消極的となり、人と接することに苦手意識を抱いてしまう可能性があります。
悪い歯並びを治して印象アップするには?
歯並びは、矯正治療で改善できます。矯正治療では、歯並びを整えて見た目の印象を良くするだけでなく、噛み合わせを整えることも可能です。
ここでは、歯並びを整えるワイヤー矯正とマウスピース矯正について、それぞれの特徴や注意点をご紹介します。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、もっとも歴史が古い矯正治療法です。歯に装着したブラケットと呼ばれる装置にワイヤーを通し、ワイヤーに負荷をかけて歯を動かすことで、歯並びを整えます。
ワイヤーにかける力の向きや大きさを微細に変えることにより、歯の動きを細かくコントロールできる点がワイヤー矯正の特徴です。また、装置を取り外すことがないため、治療効果を得やすい治療法でもあります。
ワイヤー矯正は、複雑な歯並びや、大きく歯を移動させる必要があるケースなどにも対応できる治療法です。しかし、装置が目立ちやすい点がデメリットとなります。近年は、白色や透明のブラケットやワイヤーも登場しており、以前に比べると目立ちにくくはなっているものの、装置が見えることに抵抗を感じる方は少なくありません。
ワイヤー矯正の見た目が気になる場合は、マウスピース矯正での治療を検討したほうが良いケースもありますが、症例によってはマウスピース矯正では対応できないケースもあります。その場合は、歯の裏側にブラケットとワイヤーを付ける裏側矯正や、目立ちやすい上の歯のみ歯の裏側に装置を付けるハーフリンガル矯正といった治療法を選ぶと良いでしょう。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを使って治療を進めるマウスピース矯正は、装置が目立ちにくく、周りに矯正治療中であることを気付かれにくい点が大きなメリットです。また、食事とブラッシングの際には、取り外しができることからこれまで通りの食事やケアを続けられる、ワイヤー矯正より通院間隔が長くなる、比較的痛みを感じにくいといったメリットがあります。
一方、マウスピース矯正は、適応できる症例が限られます。大きく歯を移動させる必要があるケースや、歯が大きくねじれて生えているケースなど、適応できない症例もあります。
また、マウスピース矯正は原則として、1日20時間以上の装着が必要です。装着時間を守れないと、計画通りに治療が進まないため、装着時間を守るのが難しい場合は、マウスピース矯正での治療は向いていないでしょう。
歯並びの状態やライフスタイルなどにより、適した矯正治療法は変わってくるため、矯正治療を検討する際には、矯正治療に詳しい歯科医師に相談することが大切です。
まとめ
歯並びだけで、人間性が分かるわけではありません。しかし、初対面では見た目の印象が大きく影響し、歯並びが悪いと相手にマイナスな印象を与えてしまうケースがあります。歯並びが悪いために良い印象を与えられないと、仕事や日常生活でのコミュニケーションに影響する場合もあるでしょう。
反対に、きちんとメンテナンスされたきれいな歯は、清潔な印象と若々しい印象を与えます。また、歯並びが整えば、笑顔に自信も持てるようになるため、何事にも積極的に取り組めるようになるかもしれません。さらに、笑顔が増えれば、人との会話を前向きに楽しめるようになるでしょう。
みなみもりまちN矯正歯科では、一人ひとりに合った適切な治療法をご提案しています。歯並びにお悩みの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。







