好きな人ができると、自分の容姿が気になるものです。特に、前歯が前に突き出ている出っ歯に悩む方は、恋愛に臆病になってしまう傾向も見られます。

お互いの信頼関係が築けていれば、キスの際に出っ歯であっても、気にならないことが多いでしょう。しかし、まだお付き合いに発展する前は「出っ歯であることでキスがしにくいだろうか」、「出っ歯だからキスをするときに相手に嫌な思いをさせてしまわないだろうか」と、不安になることもあるようです。それでは実際、出っ歯はキスをするとき、相手にどんなイメージを与えるのでしょうか。今回は、歯並びとキスの関係や、出っ歯の治療法について解説します。

 

出っ歯の人がキスに悩むポイント

前歯が突出している出っ歯の場合、歯が前に出ていることで物理的にキスに影響するケースもあります。また、キスに直接関係するわけではないものの、歯が出ているために生じる悩みもあるようです。

出っ歯の方がキスをする際に悩みやすいポイントは、大きく分けると次の3点になります。

 

歯がぶつかりやすい

歯が出ていると、唇を重ねる際、相手の歯と自分の歯がぶつかってしまうことがあります。また、唇より歯が前に出ていると、相手の唇に歯があたり、相手の唇を傷つけてしまうケースもあるようです。

 

清潔感がないように思われる

歯並びが悪いと、清潔感がないように思われるケースがあります。特に出っ歯の場合は、お口が閉じにくいために、お口を開けた状態が長く続くことが多く、前歯が乾燥して汚れが付着しやすくなるのです。

 

口が閉じにくいため口臭がきつくなる

お口が閉じにくいことで生じる問題は、見た目だけではありません。お口が常に開いた状態になると、口内が乾くことで、唾液の自浄作用が働きにくくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、汚れや細菌がお口にとどまりやすくなるため、口臭が強くなりやすい傾向です。口臭は、相手に不快感を与えることがあります。特に、唇と唇を合わせるキスをする際には、口の臭いをダイレクトに感じやすく、口臭が気になってキスを楽しめないという方もいます。

 

出っ歯の人がキスをするときの注意点

ここまで、出っ歯の方が抱えるキスの悩みをご紹介してきましたが、出っ歯だからといってキスができないわけではありません。出っ歯でも、以下の2つのポイントを意識すれば、恋人とのキスを心配せず楽しめます。

 

ブラッシングを徹底して清潔に保つ

まず、しっかりと歯磨きをして歯を清潔な状態に保てば、歯並びが気になる場合でも、不潔な印象を与えにくくなります。また、口臭を予防するためにも、ブラッシングだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス、舌磨きなども取り入れると効果的です。

そのほか、デートの前には口臭を予防し、お口の中の細菌の増殖を抑えるマウスウォッシュを使ってもよいでしょう。

 

歯がぶつからないように慎重にキスをする

お口のケアを徹底して清潔にし、口臭も防止したら、今度はもう一つの課題である「歯がぶつかりやすい」という点をクリアしなければなりません。ただし、ちょっとした工夫をすることで、キスの際に歯がぶつかるリスクを減らせます。

まず、勢いよくキスをすると歯と歯がぶつかりやすくなります。実は、出っ歯の人ではなくても、キスのときに歯と歯があたることは珍しくないのです。歯がぶつかるのを避けるためには、正面からではなく、少し斜めから唇を合わせるようにするとよいでしょう。また、女性の場合は、顔を見上げるように顎を上げてキスをすると、前歯がパートナーの下唇にあたりやすくなります。

キスをするときは、ゆっくりと、慎重に、角度も工夫することが大切です。初めは難しくても、慣れてくれば歯があたらない角度が分かってくるようになります。

 

キスや恋愛の不安を軽減したいのなら矯正治療を

出っ歯でもキスができることは分かったけれど、やはり自分に自信が持てず、恋愛に積極的になれないという方もいるかもしれません。そのような場合は、矯正治療がおすすめです。出っ歯は、症例によってマウスピース矯正やワイヤー矯正で治療できる場合があります。なお、歯列矯正は2026年現在、一部を除き、健康保険が適用されない自費診療です。

 

マウスピース矯正

恋人や好きな人がいるため、目立ちにくい装置で矯正をしたい方には、マウスピース矯正が選択肢の一つです。マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を一定時間装着することで、歯を少しずつ動かし、理想の歯並びに整えていきます。

マウスピース型の装置は、透明で柔らかいため、デート中も目立たず、装着したままキスをしてもそれほど違和感は生じません。そのため、装着したままでも問題はありませんが、気になるようであれば、キスの際には外してもよいでしょう。ただし、マウスピース矯正では、一般的に1日20時間以上の装着が必要とされます。装着時間を守れない場合、計画通りに治療が進まず、十分な治療効果を得られなくなる可能性があるため、デート中も食事・ブラッシング・キスのとき以外は装着しておかなければなりません。

また、マウスピース矯正は全ての症例に適応できるわけではなく、重度の出っ歯の場合、マウスピース矯正では対応できない場合がある点にも注意が必要です。

 

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を装着し、ブラケットに通したワイヤーに力を加えることで歯を後ろに引っ張り、出っ歯を改善する治療法です。ワイヤー矯正は幅広い症例に適用できるため、抜歯が必要なケースや、大きく歯を後方に動かす必要がある場合にも適しています。

マウスピース矯正に比べると、装置が目立ちやすい点がデメリットですが、白色や透明の装置も登場しているため、以前に比べると目立ちにくい形で治療を行える場合があります。また、装置が目立たないように歯の裏側に装着する、リンガル矯正という方法も選択が可能です。

ワイヤー矯正中もキスは可能ですが、ワイヤーやブラケットが相手の唇にあたると傷つけてしまうおそれがあるため、優しいキスを心掛けるようにしましょう。

 

部分矯正

出っ歯でも、それほど前歯が出ていない状態で、前歯以外の歯並びに問題がないようであれば、部分矯正によって治療することができます。噛み合わせから整える全体矯正に比べると治療期間も短く、治療費も低く抑えられるため、軽度な出っ歯の場合は部分矯正を選択してもよいでしょう。

マウスピース矯正とワイヤー矯正のいずれも、部分矯正は可能です。できるだけ目立たない装置で治療したい場合は、マウスピース矯正がよいでしょう。一方、少しでも早く治療を完了させたいという方は、ワイヤー矯正が向いています。

ただし、部分矯正で治療が可能かどうかは、歯科医師の判断が必要です。全体矯正が必要であるにもかかわらず、無理に部分矯正で治療をすると、治療後に歯が元の状態に戻る「後戻り」が発生しやすくなります。再び治療が必要となれば、再度治療費が発生する可能性もあるため、信頼できる歯科医院に相談することが大切です。

 

まとめ

出っ歯だと「キスがしにくいのではないか」、「キスをする相手が嫌がるのではないか」と不安になるケースは多いようです。口元が気になるために、恋愛に臆病になってしまうのであれば、矯正治療で出っ歯を改善してみてはいかがでしょうか。

歯並びが整うと、自信を持って恋愛に臨むことができます。また、口元に自信が持てると、自然と笑顔も増えるため、恋愛にもよい影響を与えるでしょう。みなみもりまちN矯正歯科では、出っ歯のお悩みにも対応しています。お口の状態を確認したうえで、最適な治療法をご提案します。出っ歯にお悩みの際は、お気軽にご相談ください。

みなみもりまちN矯正歯科