歯並びが悪いと顔の歪みを招くって本当?歯列矯正で治療はできる?

歯並びの悪さを放置していると、顔の歪みを招く可能性があることを知っていますか? 歯並びが悪い状態は、かみ合わせが悪い状態でもあります。歯のかみ合わせのずれは、体全体のバランスに影響を与え、顔の歪みを招く場合があるのです。顔が歪む原因はさまざまですが、悪い歯並びを放置していることも原因の一つとなります。
今回は、歯並びと顔の歪みの関係、歯列矯正で顔の歪みの改善が期待できる理由などについて解説します。
歯並びと顔の歪みは関係している?
目の高さが左右で違ったり、口が左右どちらかに傾いていたりするような顔の歪みには、歯並びが関係している場合があります。
歯並びが顔の歪みを招くケースも
顔の歪みはさまざまな原因が重なり合って起きることが多いものの、歯並びの乱れも顔の歪みを引き起こす原因の一つです。
顔の歪みの主な原因には、大きく分けると次の3つが挙げられます。
・骨格の問題
・日常生活の習癖(クセ)や姿勢
・歯並びの乱れ
まず、生まれつき左右の骨の大きさや位置に問題がある場合は、顔の歪みにつながります。
また、生まれたときには問題はなかったものの、頬杖をつくクセやうつ伏せや横向きで寝るクセ、猫背などの姿勢の悪さによって骨格がずれてしまい、顔の歪みにつながるケースも多く見られます。
さらに歯並びも顔の歪みに大きく影響します。歯並びが悪い状態は、歯と歯がしっかりとかみ合わない状態です。食べ物をうまくかめないと、無意識のうちに、下顎をずらしたり、片側だけを使ってかんだりするようになってしまうのです。このかみ方のクセは、筋肉や骨格の歪みにつながり、結果として顔の歪みを招きます。
顔の歪みがもたらす影響
鏡を見たときに、自分の顔に左右差があると見た目が気になってしまうでしょう。しかし、顔の歪みは、審美的な影響だけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えます。顔が歪んでいると顎関節症を引き起こしやすく、「口を大きく開けられない」「口を開けると痛い」といった症状に悩まされる可能性が出てきます。
また、かみ合わせのずれによって、顎や首の筋肉が過剰に緊張すると血流が悪くなり、肩こりや首こり、頭痛を招くおそれもあります。さらに、顔の歪みのために口が閉じにくいと口呼吸になり、お口が乾燥することで虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。
歯並びが顔の歪みにつながる理由
顔の歪みが招くリスクについてご紹介してきました。ではなぜ、歯並びが顔の歪みの原因になるのでしょうか。ここでは、歯並びが顔の歪みにつながる理由を3つに分けてご紹介します。
筋肉の発達が左右で変わる
歯並びが悪く、かみ合わせがずれていると、両側の歯で均等にかむことができません。そのため、上下の歯がかみ合いやすい側の歯を使って食べ物をかむ頻度が高まります。よく使われる側の筋肉は動かす頻度が高いため発達しやすくなるのに対し、あまりかむことがない側の筋肉は発達しません。お口周辺の筋肉の発達に左右差が生じると左右のバランスが崩れ、顔の歪みにつながります。
顎関節がずれる
歯並びが悪いために、片側の歯でよくかんでいる状態が続くと、顎関節と周囲の筋肉に負担がかかりやすくなります。下顎は、頭蓋骨には直接固定されておらず、筋肉やじん帯によって支えられている状態です。よく使う方の筋肉が緊張すると、筋肉は硬直して短くなります。すると、下顎をつり下げている筋肉が短くなるため、下顎が持ち上げられ、本来の位置からずれてしまうという状態を引き起こします。顎関節がずれると口元も引っ張られ、顔の歪みにつながります。
口が閉じられないためにバランスが崩れて見える
出っ歯や受け口など、歯並びが原因で口が閉じにくい状態の場合、無理に口を閉じようとすると、顎やお口周辺の筋肉に過剰な緊張が生じ、口元全体の筋肉のバランスが崩れて顔が歪んだように見えます。この状態が長く続くと、実際の歪みが定着する原因にもなります。
歯列矯正で顔の歪みも改善できる?

歯並びが原因で顔の歪みが生じている場合は、歯列矯正治療で顔の歪みを改善できる可能性があります。
歯列矯正はかみ合わせを整える治療
歯列矯正は、歯並びを美しく整えるだけでなく、かみ合わせを整える治療でもあります。かみ合わせのずれが解消され、左右で均等にかめるようになると、左右の筋肉のバランスも整い、顔の歪みの改善につながります。
さらに、口が閉じにくかったために生じていた筋肉のこりや顎関節のずれも改善され、左右差が解消されると顔全体のバランスが整います。また、歯列矯正によってかみ合わせが改善すると顎も正しい位置に誘導されるため、顔の歪みの解消につながります。
歯並びやかみ合わせに由来する大人の顔の歪みは、歯の表面に固定式の装置を取り付けるワイヤー矯正や、透明なマウスピースを装着するマウスピース矯正で治療できる可能性があります。また、骨格的な問題によって顔の歪みが生じている場合は、外科手術と歯列矯正を組み合わせた治療によって改善が期待できます。
顔の歪みは、成長の過程で現れるケースも少なくありません。永久歯が生えそろう前の子どもの場合は、顎の骨の適切な成長を促す矯正治療を行うことで、歯がきれいに並ぶスペースを確保でき、歯並びを整えやすくなります。さらに、上下の顎のバランスを整えられるため、歯並びに由来する顔の歪みの予防にもつながります。
生活のクセを治すことも顔の歪みの改善に
顔の歪みには、歯並びの乱れだけでなく、生活習慣も大きく影響します。そのため、歯列矯正で歯並びを整えても、生活の中で無意識に行っているクセを改善しなければ、顔の歪みを十分に解消できない可能性があります。
頬杖をつく、うつ伏せで寝る、舌で歯を押す、足を組んで座る、猫背といった日常生活の習癖(クセ)や姿勢を治すことも顔の歪みの改善につながります。歯列矯正を受ける際には、歯並び以外の日常生活のクセも同時に見直すことが大切です。
まとめ
顔の歪みは、歯並びの乱れが原因になっている可能性があります。顔の左右のバランスが崩れていると、審美的な面からもコンプレックスを抱きやすく、精神面にも影響を与えますが、体全体の健康を損なうおそれがある点も十分に理解しておく必要があります。
歯並びが原因で顔の歪みが生じている場合は、歯列矯正治療によって改善が期待できます。みなみもりまちN矯正歯科では、患者様のお悩みに寄り添いながら精密な検査を実施した上で、患者様に合った治療法をご提案しています。顔の歪みが気になるという場合は、ぜひお気軽にご相談ください。







