上下顎前突

いわゆる「口ゴボ」といわれる状態です。 多くは骨格的な要因によるもので、上下の歯が後方に傾き、唇が突出して見えることが特徴です。また、歯並びや噛み合わせの乱れ、鼻呼吸が難しい習慣や口呼吸による癖なども原因となる場合があります。 見た目の問題だけでなく、口元が閉じにくくなることで口腔内が乾燥し、虫歯や歯周病のリスクが高まる、発音に支障をきたす、顎の筋肉や関節に負担がかかるといった問題が考えられます。 矯正治療のみで改善が見込めるケースと、外科手術を併用する必要があるケースがあります。
原因は?
上下の顎が大きい、顎の位置が前にあるなど、骨格的な原因が最も多くなります。また、歯が前の方に傾いて生えていることが原因になっている場合もあります。そのほか、指しゃぶりや舌で歯を押す癖などによって歯が前に傾き、口元が突き出したように見えてしまうケースもあります。
治さないとどうなるの?
- 口を閉じにくいため、口の中が乾燥し、唾液の分泌が低下して虫歯や歯周病のリスクが高まります。
- 食事を噛みにくいため、胃腸に負担がかかり、消化不良につながる可能性があります。
- 特定の歯に負担がかかりやすいため、歯の破折や顎関節症を招く恐れがあります。
上下顎前突の治療例
口ゴボを治したい
口元が目立つのが気になるとご相談をいただきました。できるだけ装置が目立たない治療法を希望されたため、歯の裏側にワイヤー矯正装置を装着し、治療をしました。
Before

Before

Before




Before

Before

Before




Before

Before

Before




After

After

After




| 年齢 | 20代 |
|---|---|
| 治療の内容 | 上顎、下顎の両側の第一小臼歯を抜歯。上下とも、唇側ワイヤー矯正装置を装着。口蓋に歯科矯正用アンカースクリューを1本使用。 |
| 期間・回数 | 2年3ヶ月・27回 |
| 費用 | 90万円+消費税 |
| リスク・副作用 | ・装置に舌が当たり、痛みや口内炎ができる場合があります。 ・装置に汚れが溜まりやすいため、ケアが不十分な場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。 ・表側にワイヤー矯正装置を装着するケースに比べ、治療期間が長くなる可能性が高くなります。 |
よくある質問(FAQ)
Q.抜歯はありますか?
A1.前歯を大きく後ろに下げる必要がある場合は、上顎・下顎の第一小臼歯、合計4本を抜歯することが多くなります。ただし、歯の突出が少ない場合や歯の隙間がある場合などは、抜歯をせずに治療できるケースもあります。
Q.治療後のアフターフォローはありますか?
A2.矯正装置を外すと、歯が元の位置に戻ろうとするため、歯の後戻りを防ぐ装置を装着していただきます。定期的な検診で歯の状態を確認しながら、装置の装着時間や装着期間などを調整しています。
Q.矯正をすると顔つきは変わりますか?
A3. 突出していた口元が引っ込むため、横から見たときに鼻先と顎を結ぶライン(Eライン)が整います。また、フェイスラインが引き締まるためすっきりとした印象になり、口が閉じやすくなるため顎にできやすかったシワなども解消します。






